フェンシングファンエンジン

フェンシング選手会の新たな試みとして、選手とファンを繋ぐイベント『FENCING FAN ENGINE』がスタートしました。

今まで、日本国内においてフェンシングアスリートとファンとの交流は、11月の高円宮ワールドカップ、そして12月の全日本選手権大会、感謝祭など、数少ない機会に限られていました。そこで、フェンシング競技というものをもっと多くの方々に知って欲しい。選手とファンとの交流の中からフェンシングが身近な存在であって欲しいということから、『毎月第一土曜日の午後に各種目の日本代表選手を交代で呼び、フェンシング選手とファンとの交流の場を』と立ち上げたこの企画。

7月1日、スタートにあたるFENCING FAN ENGINE #1では、ほぼ満員のファンが来てくれました。ゲストアスリートは、現在のエペ日本代表中心である、見延和靖選手と、宇山賢選手。

見延選手は、昨年のリオ五輪男子エペ個人6位に入賞しましたが、その裏には、4年前のロンドン五輪レースの挫折があり、それで大きく成長できたとのこと。

宇山選手は、決して運動神経に恵まれてはいないものの、自分の身体に合うフェンシングスタイルを模索し続け、グリップを何回も変え、最終的に現在の身体を柔らかく使い、相手をいなして突くスタイルが固まったとのこと。

二人の日本代表として世界で活躍するまでの様々な苦労話は、とても興味深いものでした。東京オリンピックまであと3年。現在の男子エペ日本代表は今年に入り、ワールドカップで団体初のメダルを獲得するなど、日本エペ史上最強のチームにまで力をつけ、これからの活躍が楽しみな存在です。

見延和靖宇山賢フェンシングファンエンジン

『FENCING FAN ENGINE』は、今後も継続的に開催し、より楽しいイベントとして成長させていきたいと思っています。

今後の開催日程は下記のとおりです。

8月5日(土)14:30〜16:30 女子フルーレ
9月2日(土)14:30〜16:30 男子サーブル
10月7日(土)14:30〜16:30 女子エペ
11月5日(日)14:30〜16:30 男子フルーレ
12月2日(土)14:30〜16:30 女子サーブル