今年も変化が大きい1年でした。

トップアスリートとして、支えてもらう立場から競技現場を見てきましたが、第一線から退いて3年が経過し、改めて多くの方々が日本のスポーツ界全体を支えている現状がよく理解できてきました。

しかし、未だにフェンシングの試合を観ると身体が動いてしまい、フェンシングに対する気持ちは衰えていませんし、競技のトレンドを追いかける選手目線としての探究心も変わりはなく、フェンシングというスポーツが心底好きな人間なのだと実感する事もよくあります。

選手を引退してからの活動としては今年も様々な場所へお声がけ頂き、私自身貴重な経験をさせて頂きました。

これからフェンシングの道を志す方々に向けたコーチングを始め、フェンシング、スポーツ、オリンピックに関連した講演会、また最近ではフェンシング以外にも、車椅子フェンシングを体験する機会も増え、私自身も新しい出会いや発見が増えていくとともに、多くの方々とご一緒する事ができました。

青梅市教育委員会

写真は青梅市のネッツたまグーセンターで講演をさせていただいた時のものです。
青梅市はフェンシングを盛んに取り組んでいる地域でもあり、当日はフェンシングをしている少年少女をはじめ様々な世代の方々にお越しいただきました。
子供たちからたくさんの質問が出て、来年の東京オリンピック・パラリンピックを楽しみにしている方が多いと改めて感じることができました。
フェンシングに興味を持ってもらえることはもちろんのことですが、東京オリンピック・パラリンピック、スポーツ全体に興味を持ってくれる方々が少しでも増えてくれると嬉しいです。

またトップアスリートとしての経験や知見を活かすこと、そしてこれからスポーツの高度化へ向けた研究への挑戦として、来春からは、大学院の博士後期課程へ進む事が決まりました。

今後も私自身更なる研鑚を積み、今自分にできることを全力で取り組んで2020年を過ごしていきたいと思います。みなさんにとっても良い年になることを心から願っています。