スポーツ祭り

1964年開催東京オリンピックの感動を記念し、国民の祝日となった体育の日。そんな体育の日に毎年恒例で行われているビッグイベント「スポーツ祭り」に初めて参加しました。1万人以上が参加するビッグイベントとあって会場は大盛り上がり。大規模な運動会を含め20種目以上のスポーツを体験できたり、日本を代表するオリンピアンやトップアスリートによるスポーツ教室とトークショーが行われましたが、今回僕が参加したのはスポーツ指導ではなく、大勢の人と一緒にスポーツを楽しみ、体験するためです。

午前は2000人が参加したふれあいジョギングや大運動会。午後はオリンピック競技、パラリンピック競技である32種目の体験会が行われ、僕はほぼ全ての種目を楽しんできました。

体験したスポーツの中で僕が1番印象に残っているスポーツは「ボッチャ」です。ボッチャとはヨーロッパで生まれたスポーツでパラリンピックの正式種目になっています。ボッチャという競技名を知っているだけで、詳しいルールを理解していなかったのですが、体験してみるとすごくおもしろいです。ルールは、ジャックボールと呼ばれる白いボールを目標にして、味方チームと敵チームがボールを投げ合い、ジャックボールにいかに近づけるかというカーリングにも似たようなもの。

なにがおもしろいかというと、はじめて挑戦する人でもすぐに楽しめ、とにかく熱中できるところ。フェンシングのように複雑なルールのうえ、ある程度練習をしないと試合にもならないという競技がある一方で、ボッチャのようにはじめて挑戦する方でも最初から熱中でき、且つ奥が深く駆け引きも楽しめる競技を体験してみて、フェンシングとはまた違うスポーツの楽しさを感じることができました。

スポチャン(スポーツチャンバラ)にも挑戦しましたが、フェンシングと同じ、”剣を使うスポーツ”ということもあってか、僕の剣さばきをスポーツチャンバラ協会の方に褒めていただけて嬉しかったです。

スポーツ祭りは、北区西が丘にある味の素ナショナルトレーニングセンターを中心に複数の会場で行われたイベントですが、都内の方だけではなく、関東、東北など遠方から友達と一緒に参加している子供たちもいて、体育の日をおおいに楽しんでいる様子でした。

いろいろなスポーツを知り、体験すると同時にたくさんの方と交流でき、スポーツのおもしろさを共有できた1日でした。

1964年の東京オリンピックがきっかけとなり国民の祝日の一つになった体育の日。そして、その体育の日に各地で行われているスポーツイベントをみなさんで楽しみながら2020年東京オリンピック・パラリンピックにつなげていきたいですね。ぜひ、来年もスポーツ祭に参加したいと思いながら会場を後にしました。